6.11.2012

Santa Monica 出張#2

Santa Monica は滞在中、ずっとピーカンである。6月とは思えない日の強さ。平日は屋内に閉じこもってミーティング三昧だからあんまり関係ないんだけど、すばらしい地だと思う。

6日 水曜日。ほぼ一睡もできず。

Santa Monica から LA に出勤。フリーウェイは上下線とも大変な渋滞で、20分の距離に1時間。

一発目は LA Convention Center 脇、J.W.Marriott で10時-15時のミーティング with アメリカ人達。まぁまぁ話せた。そしてもっと話さなきゃいけなかったけれど14時30分で辞して、車で30分ちょい掛けて15時からの次の mtg へ。

遅刻た上「次の用事あるから16時15分でハードストップな」と言われて始まった二発目のミーティング with インド人だったけど、予想以上に色々盛り上がってギリギリ16時35分まで喋ってもらえた。良かった。

これで戻れば俺も45分くらいは E3 見られるぞ!と急いで帰ろうと思った、ら…ベルギー人に取っ掴まってしまった。15分な!って言ったのに1時間のマシンガントークを食らって敢え無くタイムオーバー。LA まで来て E3 見られない年になるとは…w

E3 諦めてスゴスゴとオフィスから出たら、タクシー待ちの同僚出張者に出くわしたので車で宿まで送ってあげることに。ハリウッドに宿とってるって、うーん凄いな。自分はそのまま Santa Monica に戻り、マクドで晩飯食ってオヤスミ。

後から聞いたら、この日は Convention Center と J.W.Marriott の間の Staples Center で NHL Stanley Cup が盛り上がりまくってたらしい。逮捕者が出るくらいだったと。そんな祭が LA で開催されてたとは、惜しいことしたな…。

7日 木曜日、8日 金曜日

Santa Monica で終日ミーティング。昼はピーカンでも夜は冷える。

9日 土曜日 また寝られなかった。

こりゃ体調整えるしかないな、と車飛ばしてショッピングモールに行ってみる。適当にフリーウェイ降りてみて入ったのは Redondo Beach の South Bay shopping mall。うまいこと韓国式マッサージを見つけたので揉み倒してもらおう。
なにこれ、あんた、固すぎるわよ!!
ごめんちゃい。首・肩がだいぶ楽になって血行が進んでポカポカと。そのあと、部屋に戻って17時から2時間、来週のための資料を作って、飯食って…

10日 日曜日 たっぷり10時間以上熟睡、すっきりと目覚め。

ゆっくりと身支度して、ぶらり Santa Monica。
快晴のカリフォルニア。街中のオープンテラスでブランチ。もちろんビール付き。贅沢過ぎる。これ以上、何を望むって言うんだろう。

豊かな気持ちで、新人さんと昊さんのお土産ショッピング。Barns & Noble で、Brookstones で、Baby GAP で、Urban Outfitters で。
基本は服や水着を買ったわけだけど、Brookstone では、昊さんが喜んでくれそうなおもちゃも買ってみた。Android や iPhone でリモート操作できるボール。
歩きながら、ずっと彼らのことを思っている。彼らが命という曖昧な形態で存在しているという、ただそれだけで無上の幸せを感じる。そしてこの点においては贅沢になってはいけないな、と思う。今後彼らがどんな風に育っていっても、すべてを愛そう。

Santa Monica の街は、"La Promenade" を抜けると海に出られる橋が架かっている。
渡ってみると…凄まじい人ごみ。これだけ天気良いんだもの、そりゃ混むか。桟橋を楽しむのは諦めて、砂浜に降りてみる。
そこには "平和を望む退役軍人" たちによるデモンストレーションが。
アフガニスタンで、イラクで死んだ兵士の数だけ十字架が。そして「アメリカ兵が殺した現地人の十字架を建てるならば、このビーチでは足りないでしょう」とも。
突然やってきた軍隊に子供が殺される。あるいは、20年、30年掛けて薫育した我が子が戦地に赴いて死ぬ。どちらも、到底耐えられるものではない。この狂気の沙汰は一体なんなんだ。

さっきまで感じていた幸せと同じだけ、慄然とする。考えながら砂浜を歩く。波の音が、俺を少しずつ癒してくれる。

ビルケンシュトックのスリッパを手に持って、ぴちゃり、ぴちゃり。
歩くだけ。
くるぶしまで。
膝まで。
雲一つない、まさに昊天。そして温かく優しい海。
これは到底我慢できないな!今日身に着けているトレウェアは、よく見ると水着とラッシュガードになりそうじゃないか。きっと大丈夫だよ。

そんなわけで、がっつり海で泳いでみた。実に気持ちが良い。
何が起ころうと、「俺の彼ら」を生かすことに全力を注ごう。少なくともそこまでは、間違いなく俺の「やるべきこと」であって、それ以上どれだけ抱えられるかは今後の俺次第。
そんな風に、当たり前のことが当たり前に腑に落ちた。
体を乾かしつつ、ビーチで杜甫を読む。「春望」があまりに有名すぎる杜甫先生は憂国の士だと思われているけれど、家族愛に横溢した詩もまたたくさん書き遺している。
サンタモニカビーチで杜甫、なんておかしく見えるかもしれないけれど、今日の俺が読むには実に相応しい。

16時半、慌てて砂を払ってホテルに戻り、シャワーを浴びて17時から20時まで明日のイベントの準備。さぁ、仕事は仕事。切り替えて出張後半戦、参りましょう。

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