新人さん、命名。2週間ギリギリ考えて、前夜4時まで粘って決め、本日出生届けを出してきました。
汎 (ひろ)
[動・形] 漂う。浮かぶ。 広々と水面が広がる、溢れる。広い水面にフワフワと浮かぶ。
[形・副] あまねし。あまねく。平らに広がりわたっているさま。広く。
《解字》 凡 (広がった帆) は、フワフワと広がる意。「水+凡」で、広々と水面が広がること。
- 少ない画数で早い時期に自分で書けるようになる文字。
- 世界中たいていの人が容易に発音できる読み。
- 性別と直接リンクしない語感。
- 大らかで包容力・受容力があり、辛くてものんびりと乗り越えられる人であってほしい、そんな思い。
名づけの出典としては、本当は (杜甫からもらった昊さんに対して) 李白からもらおうと一所懸命読んだのだけれど、ピンと来る一文字はありませんでした。
一方で、「汎」という文字は、実は妊娠が分かった直後に頭に思い浮かんでいた文字です。李白の詩集を読了し、さらに漢和辞典1600頁以上を読破した挙句に一周して戻ってきたのはとても不思議だけど、それだけ縁があったと思うべきなんだろうな。
彼女の名前には荘子や孔子が拠り所になってくれるでしょう。殊に秋水は素晴らしい。
[荘子 : 秋水]
... 汎 汎乎若四方之無窮、其無所畛域...
[孔子 : 学而第一 6節]さて。ではヒロさん、これから永くご一緒に、よろしくお願いします。
子曰、弟子入則孝、出則弟、謹而信、汎愛衆而親仁、行有余力、則以学文。
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