「みたい」というのは彼にしか分からない発声だからなんだけど、特定の条件に一定の音声の組み合わせを示す、というのは、もう言葉といって良いだろう。
1歳ちょい、ということでごく普通の発育なのだろうけど、赤ちゃん期を脱しつつあるのが何だか寂しくもある。
ただ、彼なりの言葉、というのが中々に可愛らしい。
- 毛の多い獣 : わんわん (囁くように)
- 電車・自動車 : でぃじゃ
- お腹が空いた・食べたい : まんま
- お母さん : まんま
- お父さん : でぃでぃ
一番最初に定着したのは、たぶん「わんわん」だと思う。
町を歩く犬はもちろん、アライグマやクマの縫いぐるみも「わんわん」。猿だけは「きーきー」と言うことがあるような気もするが、これは未だパターン化には至ってない。
「でぃじゃ」は、大人が言ってる「電車」をコピーしたんだろうな。四角くて、早く動くものを指してるみたい。
大人だけで過ごしてた頃には鬱陶しいだけだった踏み切り待ちが、むしろ昊さんの「でぃじゃ、でぃじゃ」と喜ぶさまを見られる楽しい時間になっている。時々、開いてる踏切で電車待ちをするくらいの勢いで。
そして、現時点では「食べ物」と「お母さん」の区別はつける必要性を見出していない模様。もしかしたら「おっぱいが出る」という意味で、そもそも彼にとって同義なのかもしれない。世界のどこでも、これは同じ現象なんじゃないかな。
しかし、疑問でしょうがないのは「でぃでぃ」というのがドコから来たのか…?
俺を見ると、毎度「でぃでぃ」と言ってくれるので間違いなく定着はしてるみたいなんだけど、はてさて、語源がサッパリ。
まぁでも、帰宅した俺の顔を見つけて「でぃでぃ!でぃでぃ!」と指差してくれる笑顔を見るたびに、喜んで「でぃでぃ」であり続けるよ俺は、と思うのである。