8.06.2009

南九州紀行 #5

8月5日。
「黒川荘」でゆったりと朝を過ごします。せっかくの良い宿、焦っちゃ損です。
朝食を挟んで二度風呂に入り、茶寮でくつろいでから出発。
まず向かうは「雀地獄」という牧歌的なんだか凄惨なんだか分からない名前がついた土地。黒川温泉の中心地から車で5分ほど。
石が黄色く染まった渓流になっています。川底のあちこちから亜硫酸ガスを含む冷泉が噴出しているためで、たまに雀も煙に巻かれてお亡くなりになる、と。
ボコボコと冷たく危険な泡が沸いてるさまが、なかなか面白かったです。小動物には面白いどころじゃないんだろうけども。


その後、黒川温泉に一度戻ってプラプラと散策。決して広い土地じゃないけど、地域全体で景観作りが徹底されていて、とても居心地が良い集落です。
集落の規模とアクセスの悪さからは俄かに信じられないことに、毎年100万人を超える宿泊客が訪れているそうです。プロデュースの力って凄いなぁ。
地蔵堂で「身代わり首なし地蔵」を拝観したり、「麓」というパティスリーで蕎麦粉を使ったシュークリームを買ったり、ゆるゆると時を流します。
昼食は、川向こうの「やまたけ」という店で。ここの主人は、なんと自然薯の栽培に成功した人だそうで、自然薯をふんだんに使った田舎料理を楽しめました。
とろろ。団子汁。

お好み焼き。おなかの子も、たぶんおなかいっぱい!


満ちたお腹を抱え、午後は「くじゅう」と呼ばれる地域へ。熊本県の「久住」と大分県の「九重」が共同プロモーションしてるそうで。うまい名前です。
丘の連続や果てしない一本道、渓谷など、ダイナミックに変わる雄大な景色を楽しめる「やまなみハイウェイ」というドライブコースがとても気持ち良いです。
九重方面のハイライトは「九重"夢"大吊橋」という橋。高さ173m・長さ390m、足元が網、という高所恐怖症の人には嫌がらせでしかない仕様の吊橋です。
この橋からは「震動の滝」が拝めます。雄滝・雌滝とも半端じゃない高低差で、遠くにも関わらず凄い轟音。当然ながら?竜が棲んでいた伝説が残っています。
景色は凄いんですが…腰引けまくりw滝が下に見えるっておかしいだろwww


橋・滝を楽しんだ後はラムサール条約に登録されている「長者原自然研究路」を楽しもうと思っていたのですが、残念ながら雨になってしまったので中止。
夕闇もせまりつつあったので、今日の宿に向かうことにしました。毎日盛りだくさんで過ごさんでも良いし、休暇も後半なので少しずつペース落とそうかなと。
今晩の宿は、阿蘇外輪山の内・北側に位置する内牧温泉にある「ZENZO」。ご主人の嗜好が貫かれた内装が好ましいです。まずは風呂を使わせて貰います。
夕食は昨日に続き囲炉裏で。地の夏野菜・馬刺し・馬のアキレス腱の煮込み・肥後牛や黒豚の網焼き・冷汁・トドメは冷凍ミカン!独特かつ美味しい夕飯!


今日はいつもより少し余裕のある時間を過ごせているので、マッサージをお願いしてみました。血行が良くなってきたので、また風呂入ってから寝ようかなと。
体中がギシギシと、もう若くないんだってば!と訴えておりますw

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