7.19.2010

区切り

先週、新宿のBREEからお手紙が来ていた。「閉店ご愛顧感謝セール」とのこと。まじか...
自筆でメッセージをくれた店長にも一目会いたくて、今日行ってみた。

社会人になって初めて顔馴染みになった店でした。13年、通いつめました。仲良しの店員さんと共に成長してきたように思います。彼が店長になり、俺が結婚し子供をもうけ、BREEがヌメ革からカジュアル路線にスイッチしていった、そんな長い年月。

今日、顔を会わせた途端涙目になった店長。悔しいね。

俺も色々、思い出しちゃいました。

店長と、欲しい商品がかぶりまくってたこととか。3回も修理して使ってる財布の色を羨ましがられたこととか。記念日のたびに相方に贈ったBREEの製品が、店開けるんじゃないかってくらい貯まったこととか。ケルン出張のときに入った直営店で、もうBREEがヌメ革製品をほとんど扱っていないことを知り、あらためて東京店の努力に感心したこととか。
話を聞いてみたら、BREEの直営店ではなくなるけれど、相変わらず同じ場所でカバンを中心としたセレクトショップを続けてくれる、ということで。これからも会えるのは嬉しいけれど、やっぱり僕らが社会人になってからの10年チョイ、一番青かった青年期の区切りを感じてしまった、そんな夏の日。
定番アイテムまでセール対象になってるのは凄く切なかったけど、もう手に入らなくなるならば、と5点も買ってしまいました。昊さんにも、もう少し大きくなったら、と小銭入れを。
閉店の8月15日までに、また行こうと思う。

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