8月8日。
九州旅行、最終日。飛行機の中で書いています。
…そういえば丸々一週間、FFにログインしなかったなw最長記録www
朝は目覚ましに露天風呂を使い、食事を済ませてからゆっくりと荷造り。10時過ぎに宿を出ました。
今日は中岳の噴火口をもう一度見に行くつもり。一昨日は西側からでしたが、今日は東側から見よう…ということで仙酔峡に向かいます。
大通りを避け、外輪山の東麓を走っていると…高森のあたりで道すがら「湧水トンネル」というのを見つけたので入ってみました。
かつて、高千穂との間に鉄道を敷設する計画があったそうな。その時に途中まで掘ったものの水源にブチ当たってしまいwあえなく放棄した後、だそうです。
うっかり掘り当てちゃった時は集落の生活用水がイキナリ枯れたというギャグのような話。鉄道用トンネルを毎分32トンもの水が流れる光景は異様ですwww
年間通して17度という「湧水トンネル」で気持ち良く冷えた後、いよいよ仙酔峡に向かいます。活火山・中岳の噴火口に東側から入れるポイントになります。
「仙酔峡」という名の由来は「仙人も酔うほど美しい」だそうですが、それは群生するツツジ「ミヤマキリシマ」が咲く春先の話のようです。今は普通かなw
登山道もあるにはあるのですが、ロープウェーもあるのでこちらで。10分ほどで海抜1200mまで連れて行ってくれます。火口展望所までは、ここから更に10分ほど急坂を登っていった先になります。この急坂が半端じゃないわけですが…しかし登りきった先の風景は素晴らしい。
一昨日登った西側展望所を眼下に見下ろし、火口の噴煙もハッキリと拝めます。この周辺随一の高所でもあるので、カルデラ全体を中心から一望できます。
それぞれ異なるテイストを楽しめるので、時間があるなら西側と東側、両方から見ると良いなぁと思いました。
さて…仙酔峡を降りてもう少し北上。山間の道を抜け、本当は「古閑の滝」を見ようと思ったのですが見つけられず。残念。
行き着いたのは一宮って地域。阿蘇五岳から見ると北東の方向、かつては阿蘇の中心地だったんじゃないかな、と思わせます。
老舗レストラン「藤屋」で阿蘇の赤牛のサイコロステーキを昼食に。阿蘇での食事の度に食べてきた気もしますが、柔らかく、濃厚で非常に美味いです。
そして昼食後は最終日を〆る「阿蘇神社」にお参り。現在のお社は1800年代のものだそうですが、阿蘇神社自体の由緒は古すぎて西暦260年だそうです。
…260年?w
神武天皇のお孫さんから数えてるのでこういうカウントになってしまうそうですがwまぁ、天皇家と同じくらい長く続く阿蘇氏って家系も凄いですな。ご利益にあやかろうとお守りを。この旅行中、7-8個は買ったんじゃないかな。願いが滞りなく叶いますように。
阿蘇神社の次は、ゆっくりとドライブでもしつつ空港に向かおうかと思っていたのですが、どうしてもスッキリしないのでもう一度「古閑の滝」を探すことに。そうそう気軽に寄れる場所でもないし、思い残しは作りたくないな、と。
二度目のチャレンジでは、偶然を伴って無事発見できました。というか、地図に書いてある場所と随分違うわけだが…wこれじゃ着くわけない!
いやしかし、「古閑の滝」に至る道はたかが600mくらいなのですが、高低差が半端じゃなく…杖を借りてなきゃリタイヤしたかも知れないほど厳しかったです。
着いた先では、男滝と女滝の競演を楽しめました。この「古閑の滝」は、冬になると凍結するそうで、だから本来は冬が食べごろ、ということのようです。
「仙酔峡」と言い「古閑の滝」と言い、今日は汗を掻くつもりじゃなかったのにグッショリですwまぁ、どっちも良いもの見られたので良いんですけどね。 とは言えこのまま飛行機に乗るのも気持ち悪いし、ということで立ち寄り温泉に行くことにしました。ガイドブックを見つつ行った立ち寄り温泉は、
なんと全室家族風呂形式。1時間いくら、で借りられちゃうんですな。阿蘇にはそういう立ち寄り温泉が数多くあるようで、驚きました。東京にもあるのかな?
借りた部屋には内湯があって、露天があって、岩盤浴カプセルまであってw思いがけずスッキリサッパリ。出掛けに地元の牛乳を頂いて、再出発です。
この時点で18時。レンタカーの返却が19時。飛行機が20時。せっかくだからもう少し攻めてみよう、ということで峠周りルートを選択してみました。
立野から西に大通りを抜けるのではなく、更に南から俵山を進むルートです。トンネルも使わず、いわゆる峠道。
途中で「鮎返の滝」を見てみました。図らずも滝マニアな感じの旅行だったし、最後の最後まで滝を求めてたのも象徴的で我ながら面白かったですw
そして最後の立ち寄りは「俵山展望所」でした。背後から夕日を浴び、闇に沈み行く阿蘇五岳がとても印象的な、まさに絶景の地。
素晴らしい景色で今回の南九州旅行を締めくくり、阿蘇熊本空港へと。行きたいと思って叶わなかった場所がない、非情に満足度の高い8日の旅行でした!
しばらくは気軽に旅行に出られなくなりますが、また余裕が出来たら、最高の相棒と一緒にまた国内外遊び歩きたいと思います。
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